Wineman Store

※Wineman StoreはWIneman Factoryの設立に合わせて2021年春に三田・田町に引っ越しました。また訪問したらアップデートします。現時点での情報は同ショップのFacebookをご覧ください。

目黒駅から１駅、目黒線の不動前駅から徒歩２分。私が生まれ育った地元にほど近いこの駅に、いつの間にかこんなお店が出来ていました。

このお店のアイコン、いいですよねー。とても独特。オーナーさんにはまだ会えていないのですが、ワインマンストアをオープンする以前から、目黒のイタリア料理の名店、antica braceria bell’italia （食べログでTOP5000のお店に選ばれています）を運営されている方のようです。そのオーナーさんが2019年7月にオープンしたのが、このWine Man Store。

取り扱っているワインは全部で120銘柄前後くらいでしょうか。このお店にも出し切れていないワインもあるようで、そちらは前述のイタリアンのお店で出されるそうです。

このお店は夜に通り過ぎると、ワインショップとはなかなか気づかないような、ちょっとしたバーっぽい雰囲気がありますね。ひっそりとたたずんでいます。私が行ったのは夜で、一度気づかずに通り過ぎたくらい。

このお店の最大の特徴は、他ではなかなか見ることのない、イタリア自然派ワインの数々。置いてあるワインの７割〜８割くらいがイタリアの自然派ワイン、あと２割弱がフランス（特に南仏）の自然派ワイン、あとはちょっとだけ日本のワインもある、という感じで、通常のワイン以外のアルコール高めの飲み物も少し置いてあります。

ボトルワインの価格帯は1000円台～8000円台くらいまでが多く、3000円～5000円あたりがメインの価格帯でしょうか。お店の奥のほうに行くとセラーの中にもう少しお値打ちワインもあるようでした。（価格帯だけの問題ではなく、ものによって温度低めにしないといけないワインもあるからセラーに入っているだと思いますが）

ワインマンストアでは、全てのワインにラップが巻かれています。少しでもコルクが乾きにくいように、ということですが、ワインへの愛が伺われますね。

掘り出し物もあるグラスワインたち

またワインマンストアでは、ボトルの角打ちもできるし、By the glass（グラスワイン）でもワインの提供をしています。グラス試飲できるワインの数は多くはないのですが、すべて１杯700円と固定。そして何がすごいって、それに合わせた価格のボトルが供出されているイメージでもなく、結構いい値段のワインが販売開始時点でグラスで提供されていたりすることもあるよう。私が今回飲んだトレンティーノのワインも、ボトル価格が5000円くらいでしたが、それがグラスワインで700円で飲める、っておいおい。。。

先日お伺いした際はこの3種類飲ませてもらいました。個人的には最初に飲んだロゼのスパークリングと前述のトレンティーノのカベルネソーヴィニヨン（メルロが15％程度ブレンド）がとてもよかった。Clo Closはエミリアロマーニャの瓶内２次発酵の泡で、フェノリックさをはほどよく抑えて爽やかながらも芳醇な味わい。トレンティーノのEsegesiはステンレスタンクでマセラシオン長めにとったあと、ブルゴーニュ樽とスロヴェニア樽を併用して2年熟成させているようですが、心地のよいピラジンやグラファイトの香りがあり、タンニンや酸味、ボディを含めてバランスがとても取れたワインでした。こういうのをグラスで飲み比べながら、背後の棚に置かれているワインを選べるのは、なんだか至福です。店員さんとも自然派ワインの話でもりあがってしまいました。

なお、最近、自分たちでワインを作ってリリースする、ということを始めたようで、瓶詰めされた物を見せてもらいました。非常に野心的でいいですよね。まだ飲めてないので、いつか飲んでみたいと思います。山形の某ワイナリーさんや東京の某ワイナリーと協力しながらつくっているそうです。

ワインは結構新入荷のものもたくさん出てくる、商品の入れ替わりもかなりあるお店のようなので、行くたびに新しい発見がありそうです。時々インポーターを呼んでのイベントや試飲会、即売会などもやっているようで、オープンしてまだ１年半ほどのこのお店が、どんな変革をとげていくのか。

今後がとても楽しみです。