都心・山手線内/Heart of Metropolitan

Wine Room 目黒

wine room top

Key Features

・オーストラリアワインとニュージーランドワイン専門店
・全て日本独占販売ワイン
・小規模生産者のワイン多数
・バーカウンターで試飲も可能
・オーナーと英語で話しながら飲める?

ある国のワインに特化したワインショップというのはあるにはあるのですが、オーストラリアワイン専門店ってあまりみないですよね。ニュージーランドワイン専門店としては東大前にNZ BARさんがありますが、オーストラリアワイン専門店というと、私が知っている範囲ではWine Roomくらいしか知りません。

Wine Room外観
木樽と ⚓️ マークが目印。

目黒駅から目黒通りを下り(下目黒の方に向かって)徒歩10分ほど行ったところに山手通りとぶつかる大きな交差点があります。そのほど近くにあるWine Room。取扱っているワインの約8割がオーストラリアワイン、あと2割がニュージーランドワインで、その他の国のワインの取扱はありません。しかし他の国のワインを扱う必要が全くない。それほど多様なオーストラリアワインを取り扱っています。元々オーストラリアのワインって、結構自由度が高いイメージで、本当に様々なタイプのワインが作られていますよね。

このお店の最大の特徴は、運営会社のColonial Trade Co.自体がインポーターであり、オーストラリアの小規模経営者と直接契約し、日本における独占販売権を取得してワインを輸入しているところです。そのため、このワインショップで販売しているワインは、ワインショップとしては彼らのオンラインショップ以外は、(一部の商品が恵比寿のWine Market Partyで取り扱われていることを除けば)このお店でしか買うことができません。

ワインルームのワインたち
ユニークなラベルのワインが少なからず並ぶ。
葡萄品種としても様々なワインが並んでいる。

ワインショップに入って全てのワインを見たことがない、ということはなかなかないので、それだけでもかなり新鮮な気分になれます(笑)。

全部で180名柄ほどを取り扱っていて、日本で販売されているオーストラリアワインとしてはメジャーな生産地であるバロッサ・ヴァレーやクレア・ヴァレー、エデン・ヴァレーのワインから、ヤラ・ヴァレーやモーニングトン・ペニンシュラ、ラットンバリーといった生産地のワイン、そしてマーガレット・リバーやシドニー近郊で標高の高いオレンジのワイン(オレンジではなくてオレンジというワイン地域のワイン)など、様々な地域のオーストラリアワインが置いてあります。

ワインルームのワインたち
独特なラベルのワインが並ぶ。
WIne Roomのワインたち
場所柄、リースリングのワインも多い。

置いてあるワインの価格帯としては2000円台後半〜7000円くらいのワインが多いイメージですが、1万円くらいの価格帯のワインもちらほらとあります。

上の写真にある通り、それぞれのワインにはコメントがふられていて、どういった味わいのワインなのか、わかりやすい。仮に品種が分かっても、味わいイメージしにくいですもんね。アデレード・ヒルズにあるワイナリーで作られているアルネイスのワイン、と言われても、よう分かりませんからね。。。(注:アルネイス、というのは葡萄の品種名で、イタリア・ピエモンテ州のロエーロというワイン生産地域(DOCG)で作られるワインに使われる品種として有名。)

Wine Room オーナー
Colonial Trade Co.のCEO、アンドリュー。笑顔で迎えてくれました。

この会社を立ち上げたオーストラリア人のオーナー兼CEOのAndrewは、7年ほど前にColonial Trade Co.を立ち上げ、ここ目黒にちょうど2年ほど前にお店を構えたそうです。

目黒店ではグラスワインの試飲の提供があって、私がお伺いした際は、1,000円で4杯提供していました。分量は少ないかもしれませんが、飲み比べるにはかなりいい。そして軽いおつまみの提供などもしています。またプライベートなワインパーティで貸し切ることもできる模様。2020年春頃までは試飲イベントなんかもたくさん開催していたようですが、コロナの影響もあって、試飲イベントは最近は少ないそう。ただこの投稿を書いている10月にはお店の中での試飲は通常通りやっていたので、時間がある際にまた今度訪れようと思います。

あとAndrewがいれば、英会話の勉強になっちゃうかも??彼は日本語もペラペラなので、英語でティスティングの表現を彼の前でしてみるのも、なかなかいい勉強になりそうです。

Pobblebonk 2019
生産者のQuealyはオーストラリアでのイタリア品種生産のパイオニア。
Bunkers マーガレットリバー シュナンブラン
マーガレットリヴァーのシュナンブランで作る、瓶内2次発酵の泡。

今回お伺いした際に購入したワインで最近飲んだのはこの2本。左が特に美味しかった。生産者のQuealyはスキンコンタクトの使い方が上手い生産者のようで、このワインはField Blendとして、ピノグリージョ、フリウラーノ、モスカート・ジャッロ、リースリング、シャルドネといった葡萄品種を混醸して造っているワインで、柑橘からトロピカルまでの果実と微かな花の香りに少しスパイスも入ったような香りが非常に豊かで、香りにも味わいにも複雑みや奥行きのあるワインでした。混植かどうかはわからないけど、この生産者は興味深い。

こんな感じで発見のあるワインだらけ。もうちょっと駅近だったら、いうことないんですが、中目黒とか目黒に行くことがあれば、ぜひ立ち寄ってみて欲しいワインショップです。

近々、2店舗目を武蔵小山駅のすぐ近くにオープンするとのこと。そちらの方がより試飲やイベントをしやすい空間にしているようなので、そちらのオープンも乞うご期待。

colonial trade ロゴ

General Information

Wine Room (Presented by Colonial Trade Co.)
住所:東京都 目黒区 下目黒2丁目22-17
   トライアングル 目黒1階
電話:03-6431-8552
定休:不定休
ウェブ:http://www.colonialtradeco.net/