ショップすずき（千葉）

ワインショップ巡りをしていると、「鈴木」「すずき」という名前の付くワインショップが結構多いことに気づきます。日本人の苗字として最多だから、というのもあるかもしれませんが、「鈴木」「すずき」と名の付くお店には良いお店が多いんですよね。

千葉県成田市にある「ショップすずき」はウェブで検索しても特にそこまで目立たないお店ながら、けっこう品揃えがよいお店で驚きました。（ちなみに茨城にも「ワインショップすずき」という似た名前のお店があります。SEO的には難しい名前ですね。。。）

ショップすずきは1995年にコンビニ併設の酒店としてオープンされたようで（今はコンビニはありません）、京成線の公津の社駅からほど近い場所にあります。駐車場が結構広いです。ただお店の外観は小さく、私がお伺いした際はお店の外からは窓際にある段ボールしか見えませんでした。更に駐車場に大きな看板があるのですが、私が訪れた時はちょっと壊れてました（笑）なので「うーんどんなお店なのかなー」とこのお店を目がけて車を走らせてきた私はちょっぴり不安に。。。

ただお店に入ってみると、結構ワインを扱っている本数が多くて驚き。お店全体では何アイテムくらいのワインがあるか分かりませんが、500くらいかもしれないし、300くらいかもしれない、そんな感じでしょうか（全くの憶測ですので間違っているかもしれませんが、規模感が少しでも伝われば。。。）。しかもほとんどのワインがワインの木箱に丁寧に入れられて陳列されています。

店内の写真は基本的にはNGと言われてしまったので店内の写真がないのですが（しかもウェブでもほとんど拾えない）、お店の入り口の近くには1000円台のリーズナブルなワインが棚に置かれています。もう少し奥にいくと、ウォークインセラーになっていて、そこに結構な数のワインが丁寧に陳列されています。

感覚的には2000円～5000円くらいのワインがこのスペースには多く置いてある感じでした。旧世界のワインでしょうか。ショップすずきさんは、吟奏の会の加盟店。吟奏の会は「美味しいお酒を厳選し提案する全国ネットの酒販店グループ」で、茨城にある名ワインショップ、土浦鈴木屋の先代の社長が発案したようですね。酒屋さん単独では仕入れられないような高品質のワインがリーズナブルな価格で仕入れられているようです。

そしてこのお店の最大の特徴。それは地下セラー。なんとお店の中から地下に行けるようになっているんです。地下は大きなセラーになっています。。これは外観では全く分からないですね。Google Mapで調べると1枚だけそのセラーの写真が出てきます。（その写真よりもっとキレイでした）

地下セラーにはオールドヴィンテージのワインが並べられています。カギがついているところもあり、そこは垂涎の的なワインが。。。他にもいい感じのオールドヴィンテージワインが多い。こちらも旧世界のワインが多いイメージですが、新世界のもありました。個人的に驚いたのは、オーストラリアのマーガレットリヴァー（オーストラリアの西の端。パースから南へ車で3時間ほど下ったワインの名産地です）の90年代のワインですね。なかなか見ませんよね。。。

ショップすずきが1995年開業であることを考えると、当時からずっと持ち続けているんでしょうかね。それともどこかで調達したのか。オーナーのこだわりがとても詰まってそうな地下セラー、見ていて楽しい。もうちょっと時間があったらよかったなぁ。

ワイン好きの方が行くと結構驚きのあるショップすずき。

今回お伺いしたときは1本1本ゆっくりとみることができなかったのですが、今度行くときはもう少し時間かけて1本1本見てみようかな。