千葉/Chiba

マキノ酒店

Key Features

・名コンセイエのいる老舗
・フランスワインの品揃え充実
・その他の旧世界ワインも多数あり
・マキコレワイン取扱店
・頒布会の実施も
・シングルモルトウイスキーの品揃えも驚き

地方のワインショップが持っているノウハウやワインの品揃えが凄い、と思わせてくれたお店のうちの1つ。千葉県富里市、成田のほど近くの場所に、マキノ酒店があります。

すでにワインを販売するようになってから42年が経つ、という老舗は、一見すると「マキコレワイン」(コレが何かは後ほど触れます。)と書いてあるところを除き、普通の地元の酒屋さんにも見えます。しかしお店の中は様々な魅力に溢れています。

マキノ酒店外観2
日光さえぎるくらいお酒の取扱は真剣。

まずお店に入ると、普通の酒屋のように一瞬見えて、明らかに違うことに気付きます。それは入り口入ってすぐそばに、ワイン専用のウォークインセラーがあること。まぁ「マキコレワイン」ってお店の外に書いてある時点で、マキコレワインのことを知らなくてもワインに力入れているんだろうな、とは思いましたが、想像以上の品揃え。

マキノ酒店 店内1
この写真に見えているものでこのセラーの中にあるワインの半分程度。
マキノ酒店 店内2
1枚目の写真の左側の棚。コチラはほとんどがフランスワイン。

何やら白いタグが全てのワインの前に貼られていますが、コチラはご主人やお店の方が書いたワインのコメント。生産者名、生産国、葡萄品種、価格、味わいの特徴等が端的にまとめられています。日光を遮るところといい、ほとんどのワインがセラーにあるところといい、とても丁寧な仕事ぶりです。

マキノ酒店のワイン1

特にフランスワインが多いんですよね。フランスワイン以外にもイタリアやドイツなど、基本的には旧世界のワインが多いですが、最も多いのがフランスワイン。そしてもう1つの特徴は、1つの生産者の畑違いやヴィンテージ違いなどの品揃えが優れていること。上の写真のように、お店に置いてあるブルゴーニュのワインは特にこの特徴が顕著です。

マキノ酒店がフランスワインに強い、というのはいくつか理由があるようですが、その1つが、マキノ酒店代表のご主人がコンセイエである、ということ。(フランス食品振興会が設けている資格で、「助言者」を意味しています。レストランでワインなどをサーブするソムリエとは違い、ワインショップ等の小売店でフランスワイン選びのアドバイス等をする認定資格。)

マキノ酒店 コンセイエ
もう20年以上前にコンセイエの資格を取得。

このマキノ酒店のご主人が凄いんです。それは後ほど触れたいと思います。

あともう1つの理由が、マキコレワインの特約店だからなんですよね。

マキコレワイン特約店

ヴァンニャン
ヴァンニャン
マキコレワイン、ってマキノさんのコレクションワインってこと??そんなの当たり前にゃん?
ジョンス
ジョンス
違うよー、マキコレワインっていうのは、このワインをセレクトしているマキコさんという女性の名前から来てるんだよ

マキコレワイン、って知らない方たくさんいらっしゃると思うんですね。かくいう私もその1人でした。(マキコレワインについては別の投稿でご紹介しています。)

マキコレワインはイタリアやポルトガルなどのワインもあるようですが、やはりフランスワインの数が多い。マキノ酒店のご主人もコンセイエということもあり、それでフランスワインの品揃えが凄いんですね。

ハーフボトルで1000円台でこんなに美味しいのはなかなかない。というのも置いてありました。

そして前述の通り、ここの品揃え、ひいてはこのマキノ酒店というお店が非常に魅力的なポイントのもう1つが、お店の代表のご主人です。

ワイン会の歴史をよく知る、名コンセイエ

マキノ酒店の代表の菊生さんは、ソムリエ協会が発足する前からワインの仕事に携わり、現在(2020年時点)のソムリエ協会の前会長である熱田貴さん、同協会の現副会長・君島哲至さんも通われていた、岩野貞雄先生が開かれた岩野ワイン教室でワインを徹底的に学んだ、といいます。

マキノ酒店代表
写真撮影も快諾してくれた代表取締役の菊生さん。

岩野貞雄ワイン教室、って今のワイン業界の著名人を多く輩出したワインスクールみたいなんですよね。岩野先生は当時のワイン業界に間違った情報が多いことを懸念し、正しい情報、知識を広めるためワイン学校を始められたそうです。

ご主人とは話に華が咲き(笑)、優しいことに、岩野貞雄ワイン教室の当時の資料を見せていただけました。何とテキストがほぼ全部手書きなのですが、非常に詳細なデータや各地域の特徴などがとても丁寧に書かれています。暗記ではなく、詳細な内容をきちんと理解し、頭に叩き込む。そんなことが目指されているテキストは、分厚いファイルにてファイリングされていました。

これが数百ページある。。。内容がとても詳細。

そういったこともあり、菊生さんはソムリエ協会の理事の方やワイン業界に友人や知り合いがたくさんいらっしゃるようで、凄い人脈の持ち主でもあります。

また、ワインに精通していた菊生さんは、とあるきっかけで、ソムリエ協会東関東支部主催の第1回ワインアドバイザーコンクールへ参加。そこで第4位の成績を収めている実力者です(なおここでは書けないコンクールの話など色々伺いましたw)。

そんな菊生さんだからこそ、ズバッと意見を言ってワインも選んでくれます。とても心強いです。そして菊生さんの奥様も少し前にワインの勉強を始めてソムリエの資格を取られた、ということで本当に頭が下がりました。

なお、マキノ酒店にはメインのワインセラーとは別にもう1つ小型のウォークインセラー(上の写真)があり、そちらにはヴィンテージが古め、または高級なワインが置いてあります。こちらはゆっくり見ることが出来なかったのですが、今度行くときはぜひゆっくり見させていただこうと思います。倉庫も見せていただいた(場所は秘密)のですが、凄い品揃えです。今回の訪問時、以下の写真のワインなどを購入しましたが、次回行く際もご主人のお勧めワインを聞くのが楽しみです。

Guy Allion カベルネフラン
低価格ながら日が経ってもへこたれにくい。クリーンなカベフラ。
Tajna シャルドネ
セルビアのワイン。栽培責任者が凄い人。飲むのが楽しみ。

なおご主人はヨーロッパのワイナリーにもたくさん訪れていて、このセラーの手前(上の写真だと左側)にワイナリーツアーの写真が貼ってありました。著名なワイン業界人と共に、ジャン・マルク・ボワイヨやアルノー・アントを尋ねている写真など。こういうのを見ながら色々当時の様子なんかも語ってくれました。

なおマキノ酒店では頒布会(定期的に独自セレクトのワインを送ってくれる)の入会も受け付けており、また複数のホテルに貴重なワインを供給するなど、非常に重要な役割も担っています。

おまけ:シングルモルトウイスキーも凄い

だいぶ長くなってしまいましたが、それくらい、とても魅力的なマキノ酒店。そしてこのお店のワイン以外のもう1つの魅力が、シングルモルトウイスキー。

ご主人が凝り性、ということで、一時期シングルモルトウイスキーにハマったそうで、今ではお店にこれだけの種類のシングルモルトウイスキーが置いてあります。私はウイスキーのことはさっぱり分かりませんが、好きな人であれば結構興奮する気がしますね。

マキノ酒店のシングルモルトウイスキーたち
これは凄い。。。

ここは必ずもう1度、もう2度、もう3度訪れたいワインショップです。

マキノ酒店

住所:千葉県富里市日吉台5-10-7
電話:0476-93-2200
定休:火曜日、水曜日
ウェブ:http://www.winedou.co.jp/