・川口市南鳩ヶ谷にあるお店
・大正時代から続く老舗酒屋
・フランスワイン、イタリアワインがメイン
・自然派ワインも多数
・リーズナブルなワインから高級ワインまで幅広いラインナップ
小規模でお洒落なワインショップが駅前にあることはそうそうありません。山手線内であればそういうところもなくはないですが、それでも少ない。しかしManpohya(まんぽーや)さんは埼玉高速鉄道の南幡ヶ谷駅を降りてすぐのところにあります。
お店の外観は周りと比べると少し独特。一軒家の外側をヨーロッパ調にした建物で、結構目立っています。「おっ、何だここ」という雰囲気があり、「輸入ワイン専門店」と書いてあるので、ようやくワインショップだということが分かります。
まんぽーやさんは、大正11年創業の老舗酒屋さん。年配のご夫婦が経営されているワインショップです。元々酒屋さんとして「万寶屋」という名前でお店を運営されていたようなのですが、30年ほど前からワインを取り扱うようになり、11年ほど前にワインに特化した時に、ワインショップのイメージに合致するようにアルファベット表記に変え、ワイン専門店、という意味合いのフランス語?と合わせてTrès Vin Manphoyaという店名に変更したそうです。
ワインに特化したきっかけは、今のご主人が3代目で、フランスのワイン生産者を訪ね歩いて、それぞれのワイン生産者が非常に丁寧に手間をかけてワインを造っていることを目の当たりにし、その味わいと共に感動して、「こういったワインをもっと日本で広めよう」と思ったからだそうです。
お店の中に入ると、吹き抜けになっていて、中もちょっと雰囲気あるんですよね。写真ではどうも撮影うまくできませんので、ぜひ行ってみて欲しいと思います。(2階でイベントを以前やっていたそうですが、最近は新型コロナウイルスの影響もあってあまりやっていないようです。)
入り口を入るとすぐに上の写真のとおりワイングッズが置いてあり、そのすぐそば、レジカウンター前に1,000円台のワインが複数置いてあり、そのリーズナブルなワインについてもこだわりを感じさせるようなものが置いてあります。
レジカウンター前においてあるワインはほとんどが1,000円台、及び高くても2,000円くらいのワイン。しかしManpohyaさんのワインの多くは、このカウンターの隣の奥にあるワインセラーに並んでいます。
こちらにも1,000円台のワインも置いてありますが、メインは2,000円台から8,000円代くらいでしょうか。このあたりの価格帯のワインが置いてあります。3,000円台から5,000円台くらいがより中心的な価格帯でしょうか。
こちらにお伺いしたのは新年早々で、あまり多くの話を聞く時間がなかったのでどういったワインを取り扱うようにしているのか詳細お伺いできませんでした。個人的な感覚としてですが、Manpohyaさんが取り扱っているワインの特徴としては次の通りと感じました。
- フランス、イタリアあたりの旧世界のワインが多い
- クラッシックな作りのワインや自然派のワインいずれも隔てなく取り扱いをしている
- ミドルレンジの価格帯のワインは同じ造り手の複数のワインラインナップが揃っていることも
なお、自然派といってもどちらかというと栽培が自然派なワインの方が多いかもしれません。あまり厳密に見ていませんが、ビオディナミというよりはビオロジック系の栽培をしている造り手と言えばいいのでしょうか。
なお、エントリーレンジからミドルレンジの価格帯が中心とはいえ、プレミアムレンジのワインも置いてあります。恐らくですが、この棚に陳列されている以外の在庫なんかもあると思われますので、お店の方に色々と相談してみるのもいいかもしれません。
なお私がお伺いした際に購入した何本かは、まさにお店の方が言ったとおりの味わいで、ソムリエの方の的確性を痛感しました。
新型コロナウイルスが流行る前はテイスティングイベントなども手掛けていたManpohyaさん。お店のウェブサイトは非常に簡素で、Twitter等での告知も現在はあまりやっていない、ということで、駅近ながらなかなか穴場な優れたワインショップです。
General Information
Très-vin Manpohya(ワイン専門店まんぽーや)
住所:埼玉県川口市南鳩ヶ谷4-3-13
電話:048-285-0221
定休:水曜、木曜、第3日曜日
Web: http://manpohya.com/index.html