埼玉/Saitama

Wine Shop Fukashin

Key Features

・西武池袋線飯能駅から徒歩5分
・シニアソムリエの旦那様と奥様がオーナー
・幅広い国のワインの取扱い
・リーズナブルなワインから高級ワインまで約500アイテム
・クラッシックなワインもあれば自然派も多数
・飲食スペースも
・飯能河原でのBBQにも使える!!

まさか飯能にこんなワインショップが2017年にオープンしているとは知りませんでした。。。飯能河原や巾着田でBBQする人、キャンプする人は必見ですよ本当に。飯能河原からなら徒歩5分程度で着く、ワインショップFukashin。

実は個人的に飯能河原にはかつてよく行っていて、2015年~2018年頃は結構頻繁に行っていました。2017年には日本ソムリエ協会のワインエキスパート試験の受験仲間30名くらいで飯能河原でのワインBBQ会を主催して、往復の電車の中を含めて45本くらいワイン開けたんですよね。。。あの時、ワインショップFukashinさんを知っていたら、、、と思うと悔やんでも悔やみきれません。飯能駅に小さなワインショップあったので、ワイン足りなくなってそちらに走ったのが懐かしい。。。

飯能河原ワインBBQ
いやー、たくさん飲んだなぁ、あのときは。

「え、飯能にワインショップあるの?」

って思う方、結構いるかもしれないですね。実は飯能って結構ハイセンスなお店がある街ですよね。というか段々色々なものがオープンしている?少し前にムーミンヴァレーパーク・メッツァヴィレッジがオープンしていて、あのあたりは結構オシャレ(別にムーミンヴァレーパークに行かなくても雰囲気いい。)だし、発酵食品のテーマパーク「OH!!! 発酵、健康、食の魔法!!!」というのが天覧山付近に2020年にオープン、他にも雰囲気のいいお店とか多数ありますよね。これもゴルフコースと自然豊かな訪問スポットが多いからか?なんて思うのですが、このワインショップFukashinさんも2017年に飯能駅と飯能河原のちょうど中間地点あたりにオープン。今年2021年のゴールデンウィークでちょうど丸4年が経つそうです。

ワインショップFukashin外観
Facebookページから拝借。お店の前には2台分の駐車スペースあり。

非常に魅力的なお店なのですが、まず名前の由来が気になったのできいてみました。

「Fukashin」という名前の由来をオーナーの加藤さんにお伺いしたところ、元々この屋号でオーナーの親御さんが全然違うお店(川越のフカゼン、という有名な美術具店がありますが、そのような品々を販売していたのと、おじい様のお名前「シン」からとってフカシン、という名前だったそう)をやっていて、今のオーナーがお店を開くにあたって、屋号はそのままに、でもワインという商材を扱うから、ということで名前をFukashinというローマ字にした、ということだそうです。地元とご家族に根差した店名だったんですね。優しい響きな気がするのは私だけでしょうか。

「栽培が自然派なワイン」を中心とした、幅広いワインの取扱い

Fukashinさんにお伺いして、とても魅力的だなぁ、と思ったのは、偏りすぎてないラインナップなんですよね。けど一本筋の通った拘りのあるバランス感がある(詳しくは後述)。さすがシニアソムリエ。若干フランスのワインが多い気はしましたが、イタリアやドイツ、スペイン、オーストリアといった旧世界のワインから、オーストラリア、ニュージーランド、はたまた少しずつ市場に増えてきたウルグアイのワイン、といったところまで、ワインの品揃えの幅が広い。

Fukashin内観
入口から撮影。左側に小さいセラー、そして左奥にはウォークインセラーがある。
Fukashin店内2
右側の棚のロゼの多さから幅広い取扱いなのが伺える。
Fukashinワインたち
スパークリングワインも結構あって、気になるの多かった。

例えば上の写真にあるスパークリング。結構スパークリングワインの取扱いも幅広くて20アイテム近くあった気がします。左2つはフランチャコルタ、真ん中はトレントDOC(DOCって何?という方はコチラなど参照)の瓶内二次発酵、一番右はソアヴェのスプマンテ、ミレッジマート(単一年ヴィンテージ)。トレントDOCって、イタリアでは最北のDOCで、フェラーリというスパークリングワインが有名ですが、フェラーリ以外あまり出会うことないですよね。そしてソアヴェのスプマンテも気になる。。。シャンパーニュだけではなく、こういったものがあるのも魅力的でした。

Fukashin wine 3
このくらいの価格帯で魅力あるものも多い。

なお価格帯も1,000円台~3,000円台のワインも結構多いものの、より高価格帯のワインも多数あり、特にショップの左奥には、5000円台から始まり1万円を超えるようなワインも結構置いてあります。お店全体では全部で500アイテムくらいあるようですが、感覚的にはもう少しあるかな、という気がしました。それくらい充実しています。

Fukashin内観2
ワインセラーの中の高級ワインたち。丁寧に1つ1つのワインにコメントが降られていて、見ていて楽しい。

オーナーの加藤さんにどのような視点でワインをセレクトをしているか、お伺いしてみました。基本的には栽培が自然派なものを選んでいる(ここがさすがですよね。自然派は定義がバラバラなのですが、あくまで栽培が自然なものを、というのが基準の1つ)そうですが、その中でも味わいとしてクリーンなものを選び、同じクリーンな味わいであれば、より非介入なつくりのものを選んでいるそうです。

Fukashinオーナー
シニアソムリエ資格をもつご主人。お店のFacebookの写真を見ると海外のワイナリーにも結構訪れている様子でした。

いつも思っていますが、こういうコンセプトがしっかりしているお店は本当に魅力的です。思想があるお店、と言い換えてもいいかもしれません。そうなんですよ、そういう思想があるワインショップが多くて魅力があるから、だからこういうウェブサイトをつくってるんですよね。全くお金にもならないのに(笑)

飲食スペースやアクセサリー販売も

ちなみにFukashinのお店の奥には飲食スペースがあって、軽めの食事やグラスワインが楽しめるようになっています(なお、私がお伺いした際は新型コロナの影響で飲食スペースの利用は中止されておりました。気になる方は事前にお店までお問合せください)。お店のワインを抜栓して飲むことも可能で、4名くらいは座れるイメージなので、こじんまりと静かに美味しいワインを飲みながら語らうの、いいかもしれませんね。オーナーさんもワインの話ならかなりたくさんご存じでしょうし、楽しそうです。

Fukashin飲食スペース
抜栓料が1人500円は安いなぁ。

あとFukashinでちょっと変わっているのは、アクセサリーも販売しているところですね。これはオーナご夫妻の奥様が造られているもの、ということで、一点ものばかりなんですね。私も将来、妻とワインショップ+αのお店をやりたいなぁ、なんてぼんやりと思っているので、非常に刺激をうけるようなところがありました。

Fukashinアクセサリー
これ全部手作りってすごくないですか。。。

こういうのも含めて、なんだかとても温かみを感じるお店でした。

飯能河原に行くときは、Fukashinに寄ってから行く。
または途中でFukashinに寄る。
もしくは帰りがけにFukashinに寄る。
これで決まり。

Pizzorno wine
Fukashinで購入したウルグアイ産のピノノワール。この生産者は今年のソムリエ教本にも載るウルグアイでは歴史ある生産者。こういうワインに出会えるのもFukashinの魅力。

General Information

ワインショップFukashin
住所:埼玉県飯能市八幡町5-12
電話:042-972-9672
定休:毎週火曜日
Web:http://r.goope.jp/fukashin-wine